乙武さんとすれ違って
情報登録日:2008-01-08 14:17:34 (sachiru7777)
最終修正日:2008-01-08 14:54:55 (sachiru7777)
お正月、帰省先の何の変哲もない住宅街で偶然、あの「五体不満足」の著者 乙武洋匡さんとすれ違いました。
最初は全く気づかなかったんです。
乙武さんはお友達と肩を並べて、楽しそうに談笑しながらこちらにむかってきました。
でも・・・足が車?
くるくるころがる車輪を見て、初めてそれが車イスだと気がつきました。
確か、乙武さんがああいうタイプの車イスに乗ってはったなあ。
テレビで見た記憶を辿りながら
最近は、いろんなタイプの車椅子があるから
結構普及してきてるのかも?と思ったら、どっこい
やっぱり乙武さんご本人でした。
なんだかすごく自然だったんです。
「肩を並べて歩く」 というフレーズがまさにぴったりくるシーン。
一瞬の出来事だったけど、鮮明にその情景が焼きつきました。
普通、車イスに乗ってしまうと
一緒にいる人はどうしても、後ろから押してあげるという形になります。
電動タイプや自分でがんがん漕げる人で、たとえ押す必要がなかったとしても目線の高さは違ってしまいます。
この「目線の高さ」って
結構重要だと思うんですよね。
上から見下ろされる。
顔を覗き込まれる。
向こうから近寄ってきてくれないと顔を合わすことが出来ない。。。
そういう状況って、最初から<なんか違う>と思いませんか?
背の低い人って、背の高い人に見下ろされるとムカッってきません?
私も近い将来、もし車イスの生活になったら
乙武さんのような高さの変えられるタイプに乗って
足はぶらぶらさせると変やったら正座みたいにして上に座って
肩を並べて談笑して歩きたいなあ。
でもやっぱり、ちんまり座っておとなしく押してもらった方が、かわいいおばあちゃんになれるかしら?
関連する情報
車イス 車いす 車椅子 五体不満足にマッチする情報
- 2017/7/13
- 進化するアプリ〜障害者・高齢者支援ツール
- 2012/03/14
- 震災から半年
- 2011/06/24
- 震災から2カ月経過〜東日本大震災
- 社会的弱者の現状・取り組み〜東日本大震災
- 2010/12/13
関連書籍
コメント
少し目線の高さを変えるだけで


僕も乙武さんと、新京極ですれ違ったことがありますが、たしかに、顔の位置が高いなーと思いました。
車椅子体験で移動した時は、「下から見ると世の中こんな感じなんだ」と思ったことがあります。同じ場所が違って見えることが新鮮でした。
「見えている」ようで見えてない、「感じている」ようで感じていない事って、多いんでしょうね。
すっかり忘れていました。


目線の高さですか・・・なるほど、わかってなかったです。
肩を並べて接するって確かに親近感を増しやすいかもしれないですね。
私自身標準身長以下で、子供の頃は特に嫌というほど不愉快な思いをしたというのにある意味その頃よりは楽しく過ごせていることを当たり前に思っていました。
大人になってからはあからさまにそれを上から目線で指摘する人も減って、見下ろされる不愉快さをいつの間にか忘れていたようです。
物理的な高さもですが、心の目線の高さが重要だったんでしょうね。
コメントを書き込む 初めて書き込む方は注意書きをお読みください