トップページ > i-Ten-Laboについて > スタッフ紹介 > さちるのつぶやき

空飛ぶ車イス

さちるのつぶやき 其の十六

情報登録日:2006-06-20 15:15:52 (sachiru7777)

最終修正日:2006-06-27 08:13:47 (sachiru7777)

この写真をお借りした素材屋さんへ飛びます

海外に行くと色々な発見をします。
学生時代の貧乏旅行中、7ヵ国目のデンマーク コペンハーゲンの街で、 私は生まれて初めて経験する不思議な違和感に包まれました。
何かが違う・・・
北欧の街並みが見慣れてないから?何だか空が高いから?
しばらくして、はたと気づきました。人々の視線を全く感じないのだということに。

さちるは歩けばすぐに足が悪いとわかります。
子どもの頃は、あからさまに振り返られたり、指をさされたり、笑われたり、 追いかけられたり!もしました。
時代とともに日本も変わり、私も大人になり、 そうそうひどい視線を投げかけられる事はなくなりました。
けれど、人々は目の端でちゃんと見ているのです。
すれ違いざまに、あるいは笑顔の裏で、何気ないそぶりで。

こどもの視線は正直なので、小学校に行くのは勇気がいります。
でも、正直なぶん、ちゃんと向き合って、一つ一つの疑問や質問に答えて、 私の姿を見慣れてしまうと特別な視線は全く感じなくなります。

普段、親しい人たちの中でだけ通用するこの自然体な感覚を  いきなり北欧の街で体験したので違和感を感じてしまったのだとわかりました。

国によっては、侮蔑や嘲笑に包まれたり、ひょっとして殴りかかられるのではと 恐怖を感じた都市もありました。
さちるは右手も使えませんから、例えば、左手は不浄の手だから食事をしてはいけない  なんて国では、一日として生活していけないのだろうと思います。

文化や宗教や歴史的背景の違いで、こんなにも「人」の対応は変わるものなのです。
いったい何がそうさせてるんでしょうね。

このイラストをお借りした素材屋さんへ飛びます

ラグビー部の練習中に脊椎損傷で車椅子生活になった木島英登さんは、
世界60カ国以上を旅する中で、様々な思いを経験されたお一人です。

木島英登さん

助けてと言っても誰も助けてくれない国
段差だらけの建物でも、ぬかるんだ舗装のない街でも、
人々の心がやさしい国
障害者は見世物になったり、物乞いをするのが当たり前の国
障害を個性と認めてくれる国、特別な視線は感じない国
バリアフリー設備の整った国
設備はあっても鍵がかかってて使えない国・・・・・・・・

空飛ぶ車イス

著書「空飛ぶ車イス 〜元ラガーマン 世界39カ国の旅〜」には、
そんな各国の人々との触れ合いや街の様子が
笑えるエピソード、悲惨なハプニングとともにぎっしりつまっています。
困難をも楽しんでしまう著者と一緒に
ぜひ世界旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。

大阪から名古屋への移動途中で、伏見に立ち寄って下さった木島さん。(写真)
「コラムに取り上げていいですか?」とメールを差し上げてから2日後のこと。
そのフットワークの軽さには驚かされます。

著書第二弾 「恋する車イス」には、下半身不随となった男子高校生(著者)が、 脱童貞を目指してあがきながら、様々な体験を経て、運命の人に出会うまでが赤裸々に 描かれています。こちらもあわせてどうぞ。

※木島さんの運営するサイト
Travel for All*車イスでの世界旅行
ここの「世界のバリアフリー情報」は必見!交通機関やトイレ情報などのデーターが詳細にまとめられています。
木島英登バリアフリー研究所
さらに突っ込んでバリアフリーについて考えてみたい人のために。


関連する情報help

キーワード車イス 車椅子 車いす 空飛ぶ車イス バリアフリー ユニバーサルデザインにマッチする情報

関連書籍







コメント

読んでくださってありがとうございます

顔 sachiru7777 時間 2006年 6月 27日 09:56:56

デンマークではもちろん温かい方の視線はたくさん感じました。でもね。突き刺さるほうの視線は感じないんです。不思議な感覚ですよ。うまく説明できませんが。

こむずかしいことを言うと、痛いほうの視線や目をそらされたりする行為を、社会学の専門用語では「地獄のまなざし」と呼ぶそうです。
実際に、いろんな場面で、地獄のまなざしがバリアになって街や社会に出られない人達が大勢いるのは事実だと思います。

視線の意味には...

顔 Aron 時間 2006年 6月 27日 09:04:49

さちるさん、Aronです。
視線で、辛い思いをしたんですね。
たしかに興味本位の視線、異物を見るような視線、同情、哀れみの視線...ありますよね。
でも...「障害で困ってないかな?」「助けが必要なことあるかな?」って心配や親切の視線も日本でもあるのですよー。
あとは無関心っていうのもありますけどねー...
日本人も捨てたものじゃありませんよー
こちらを読まれた方、さちるさんの体験は事実だと思いますが...どうか心の温かい人もたくさんいること忘れないでくださいね

やっぱり教えでしょうか?

顔 anika 時間 2006年 6月 24日 13:45:54

デンマーク=コペンハーゲン、素敵な都市ですね!
日本を京都をこんな国家・都市にするには、やはり地道で気の長い教えしかないのでしょうね。
私も、さらに新しい教えを受けるために、木島さんの著書、読んでみようかと思います。


コメントを書き込む 初めて書き込む方は注意書きをお読みください

タイトル:
コメント:

トラックバックhelp

この記事のトラックバックURL : http://www.i-ten-labo.info/trackback.php?id=619

< 前の記事へ |現在のカテゴリへ| 次の記事へ >